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創造社デザイン専門学校



●吹き抜けの梁など高い仕口加工の技術に目を奪われます
●吉島先生の建築と家具を関連づけた話に学生は熱心に聞き入っていました
●高山陣屋では水屋に直接触れて観察できました
★2年次「生活工芸論」フィールドワーク
2年次【生活工芸論】のフィールドワークとして、4月19日に国史跡「高山陣屋」、5月10日には国指定重要文化財の「吉島邸住宅」を訪問しました。それぞれ高山市内で今なお歴史と文化を物語り、伝統の技術を学びとることのできる施設です。
高山陣屋には当時の家具がそのままに残っています。学生達は複雑に構成された組み手が施された水屋(古い食器棚)などを熱心に観察、スケッチしていました。引き手(金具)や引き戸、引出など全て同じものはなく、細部に趣向が凝らしてある箪笥に触発され、早速意匠にアイデアを廻らせる学生の姿もありました。

吉島邸住宅では、当主であり建築家でもいらっしゃる吉島忠男先生に先人達の技術や工夫、当時の時代背景などを丁寧に説明していただきながらの見学となりました。漆塗装で仕上げた大黒柱を中心に、梁と束によって構成される吹き抜け、そこにある高窓から光りを巧みに屋内に取り入れ柱などの木目を美しく見せる当時の技術に、学生達は驚きの表情で圧倒されます。木材の特性を活かし、適材適所に使用する事でこのような建築は成り立つのです。これは建築だけでなく、指物(家具づくり)の世界にも同じ事が言えます。木目や導管など2つとして同じ表情の木材はなく、その特性を見極める事によって丈夫で永く親しまれる無垢材ならではの家具ができるのです。

2回のフィールドワークを通じて、スタイリングを優先させた「機能」だけでなく、生活環境や社会環境への【配慮】も含めた「機能」が必要である事を学生達は強く感じていました。この授業では今後、各自の工芸論を展開し前期後半の制作課題【収納基礎】に応用されます。

2005年5月18日更新

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